看護師として学習障害の子どもを支えていくために

知的な遅れがなく教育環境や本人の努力にも問題がないのに、読み書きや計算など特定の分野に遅れがみられる状態のことを学習障害といいます。学習障害は外見に変化があるわけではないので、小学校に入学し日常的に勉強するようになってから気づくのがほとんどです。「読むことができていても内容を理解していない」「似ている形態の文字の読みわけができない」「字や文章を書くのを嫌がる」「耳で聞くと同じ音の文字を書き間違いやすい」などの症状が複数みられるときは学習障害である可能性が高いです。

学習障害は専門機関に相談し、詳しい検査ができる医療施設で検査を受けてからでないとわかりません。学習障害に悩む子どもをサポートしたいのであれば、それらの施設に転職するといいでしょう。看護師は転職しやすい職種ですが、子どもに関わる専門機関や医療施設は求人数が少ないため、希望しても転職できない可能性があります。転職のプロである転職エージェントの力を借りて求人を探すといいでしょう。本ウェブサイトがおすすめするのは「看護のお仕事」と「スーパーナース」です。

発達障害の子どもがいる保護者からのニーズが年々高まっているのが放課後や休日、長期休みに利用できる放課後等デイサービスです。生活能力を向上させるための訓練や放課後の居場所作りを目的とした放課後等デイサービスは施設ごとに取り組む内容が違います。学習に力を入れている放課後等デイサービスでは子どものさまざまな症状に合わせて指導しているので、子どものやる気を促し、自ら学ぼうとする力を養うのに一役買っています。